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組織開発のヒント  

チーム・組織としてパフォーマンスを上げる要素とは?

こんにちは
CRRジャパントレーナ、システムコーチの佐藤です。

「今回のプロジェクトにはベストメンバーを揃えたはずなのに、どうして成果が上がってこないんだ!」
こんな体験をされたリーダーの方、おられるのではないでしょうか?

チーム全体のパフォーマンスがメンバーの能力の合計よりも低いとしか思えない、
こうした現象は意外と多くみられるものです。

昨年末のラグビーワールドカップにおいて、個人のパフォーマンスという点では
日本よりも上回っていたはずの対戦相手が、

日本代表のチーム力に敗れていった場面も記憶に新しいところです。
では、チーム全体のパフォーマンスを上げるには、何が鍵となるのでしょうか?

カーネギーメロン大学・ビジネススクールのAnita Woolley 教授、
マサチューセッツ工科(MIT)大学・スローンマネジメントスクールのThomas W. Malone 教授、
ユニオン大学心理学科の Christopher Chabris 教授の3人による研究〔注1〕では、

チームワークにおける能力の違いを明らかにするため、いくつかの実験を行いました。
その結果、わかったことの一つは、
「個人のIQレベルはチームワークに大きな影響を与えてはいない」
ということでした。

むしろ結果を出す最高のチームに必要なものはIQではなく、
「心の理論」であると3人は結論付けています。

「心の理論」とは、「他者の心の状態(感情、信念など)を慮る力」のことで、
シンプルに言い換えると「他者の気持ちへの共感能力」と言えるでしょう。

これは、システム・コーチング®において、
チームが有機的に機能する要素として考えている
EQ(感情的知性)、SI(社会的知性)〔注2〕に通じるものです。

またこれらに加えて、RSI(関係性システムの知性)™という能力を
システム・コーチング®では提唱しています。

これは端的に言うと、
「システムの声」を感じ取り、活用する知性です。

「今チームはどんな状態なんだろう?」
「チームの中にはどんな気持ちがあるのか?」
「まだ聴かれていない声にはどんなものがあるだろうか?」

こういったところにアンテナを立てておいて、メンバーが本音で語れる場を創ることで、
一人一人が自分事として関わり、安心した状態でリソースを十全に発揮できるようになるのです。

前述の3人の研究においてパフォーマンスを発揮できるチームの要因として
「特定のメンバーだけが発言するのではなく、多くのメンバーが等しく議論に貢献している」
というものもありました。

「関係性システムの知性™」を備えたリーダーが、このように開かれた対話の場や
チームの関係性を創っていけるかどうかがこれからのチームの成果を大きく左右する。
そんな時代が来ているのではないでしょうか。

〔注1〕 http://goo.gl/vZ6S5u
〔注2〕 http://goo.gl/H3Fh7a

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